DSC00105

びんかん絶頂デュエルのモリキリデコイツです。
顔と目がでかいことで有名です。

2021年10月16日発売予定のパック「BATTLE OF CHAOS」で強化される大人気テーマ、
「氷水」の構築を書きます。書いていきます。
2021年9月18日現在で判明している収録テーマは
「クリボー・氷水・極星・極星獣・極神・極星宝ゴーストリックヴァンパイア・カオス・相剣・烙印」
となっていますが、この
「氷水」の投稿により
「クリボー・カオス・相剣・烙印」以外のテーマは全て記事があることになります。
極星関連で無駄に数を稼ぎすぎだろ。

今回も参考になるかどうかはかなり怪しい出来ですが

元気いっぱい書いたのでよろしくお願いいたします。





新規カード解説

例によって新規カードの解説から入ろうと思います。

《氷水底イニオン・クレイドル》

フィールド魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、
「氷水」モンスター1体を選んで手札に加える事ができる。
(2):1ターンに1度、モンスターが召喚・特殊召喚された場合、
自分フィールドの水属性モンスター1体を対象として発動できる。
対象のモンスター及び相手フィールドの全ての表側表示モンスターの攻撃力はターン終了時まで、
対象のモンスターの元々の攻撃力分ダウンする。
除外ゾーンの氷水を回収できるというそこそこ嬉しいカード。
そこそこ嬉しいだけなので別に現状必須と言う枠でもないと思います。
攻守ダウンは誰が行動しても誘発されるのでまあまあ嬉しいかもしれない。
今回はその攻守ダウンにフォーカスしてデッキを構築するらしいです。

《氷水帝コスモクロア》

効果モンスター
星10/水属性/水族/攻1500/守3000
このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):フィールドゾーンに表側表示でカードが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):フィールドに「氷水底イニオン・クレイドル」が存在する限り、
相手フィールドのモンスターは召喚・反転召喚・特殊召喚されたターンにしか効果を発動できない。
(3):自分の「氷水」モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時のみ、
その相手モンスターの攻撃力は1000ダウンする。
変なカードです。
②の効果は実質返し札として運用できる風ですが、困った事に事前に場魔法を発動する必要があるので、そこを止められると完全に沈黙してしまう。
純構築の氷水が後攻1ターン目に使おうとすると効果で回収する対象が居ないのにクレイドルを打つ羽目になるので何がしたいのか絶対にバレます。
これ流石にどうにかならなかったのかな……と思うんですがどうなんでしょうかね。
地味に貴重な星10の水属性水族なのでss時にクレイドルを誘発させて攻撃力を0にすると神スライムが出ます。

《氷水のエジル》

効果モンスター
星3/水属性/水族/攻1000/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「氷水」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):このカードが相手の効果の対象になった時、
または相手モンスターの攻撃対象に選択された時に発動できる。
自分の手札・墓地から「氷水のエジル」以外の水属性モンスター1体を選んで特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。
このターン、このカードは1度だけ戦闘・効果では破壊されない。
現状の氷水ではトレモラと並ぶ強力なカードであり、わざわざ氷水を組む理由になり得るカードです。
初出時に「ランク4デッキに軽くタッチさせた方が強いんじゃね」と言われたのがよほど面白くなかったのか、レベルが3です。
基本的にはサーチした後述の永続罠で妨害し続けながらエジルを蘇生し続けるのが強めのムーブという事になると考えられれます。
地味に破壊耐性が嬉しい。

《氷水艇キングフィッシャー》

効果モンスター
星9/水属性/水族/攻2500/守2500
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの水属性モンスター1体を対象として発動できる。
自分の手札・フィールドからこのカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
(2):このカードを装備した「氷水」モンスターは守備表示のままで攻撃できる。
その場合、装備モンスターは守備力を攻撃力として扱いダメージ計算を行う。
(3):装備モンスターの守備力以下の攻撃力を持つ相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
このカードを特殊召喚し、対象のモンスターを手札に戻す。
ほぼクレイドルが居る事前提みたいなカード。
おそらくクレイドルで攻撃をダウンさせて③の効果の対象を増やすみたいなデザイン。
多分壊獣を戻すと嬉しい。あんま強くないけどクレイドルを複数枚詰む時は入れておくと嬉しいんじゃないんですかね。
この手のカードにしては珍しく手札から装備が出来ます。

《氷水浸蝕》

永続罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
自分フィールドの「氷水」モンスター1体を選んで破壊し、
対象のカードの効果をターン終了時まで無効にする。
(2):自分フィールドの表側表示の水属性モンスターが、
破壊以外の方法で相手によってフィールドから離れた場合に発動できる。
デッキから「氷水」モンスター1体を選び、手札に加えるか特殊召喚する。
万能無効札。アビス式のテキストなので魔法罠も止められます。
エジルでサーチしたこいつでなんか1妨害とか言いつつ破壊したエジルを墓地の氷水の共通効果で蘇生し、
相手ターンに特殊召喚したエジルの効果でサーチした揺藍で後続をサーチするのがテーマとしての基本ムーブだと思われます。
逆に言うと本当にそれくらいしか現状やることは無いです。
一応、氷水は(他テーマでは出し辛いとされている)神スライムなどに触りやすいので、クロシープの下に神スライムを出しておけばこいつで毎ターン妨害しつつ共通の蘇生効果でクロシープが起動できます。
ついでに神スライムは盤面のカードを守る効果もあるのでまあそこそこ悪くはなさそうな盤面になります。要求値がかなりヤバいですけど……
それでクリスタルガールとかを蘇生すればなんかデッキになると思っていたんですけどまとまらなかったので今回の記事ではそのようなコンボは一切登場しません。

氷水というテーマの特徴

初期氷水(アクティティノーラトレモラ)は以下のような共通効果を持っています。

(2):このカードが墓地に存在する状態で、
自分フィールドの表側表示の水属性モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、
このカードを除外して発動できる。
自分の手札・墓地から(同名カード)以外の「氷水」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
前述の通りこの共通効果でエジルを一生蘇生し続けて継続的に妨害札を用意するのが氷水のデザインだと推測されます。
また、初期氷水であるティノーラは自分自身と手札コスト1枚を犠牲に水属性を蘇生する効果、
トレモラは手札から自分を切る事で手札から水属性モンスターを特殊召喚する効果を持ちます。
どちらも出す先にレベルなどに制限は無い事から、単体でデッキとして動かすのではなく、何らかの水属性のギミックにタッチさせる事を想定していると考えられる。
ちょっと長く書き過ぎましたね……。とりあえず、自分の認識している氷水が持つテーマとしての特徴を纏めると以下のようになります。

・エジルを継続的に蘇生する事で妨害を用意する動きが強力。
・水属性サポートとして機能させるのであれば枚数は比較的少数で済む。
・逆に、純構築をするのであれば最上級やフィールド魔法が必要になってくるが、これらのカード総じてカードパワーがあまり高くはない。
・エジルを蘇生しながら妨害を用意する動きは(氷水の動きとしては)強力だが、勝敗に直結するような効果ではない。
・総じてモンスターを横に並べる手段が薄いので何らかのテーマと合わせる場合は1枚で初動になるカードがあると好ましい。

個人的には「エジルを継続的に蘇生する」動きがテーマの中心だと捉えているのでそれに絡まない最上級カードはバリューが低く、採用する意味は薄いと考えています。
また、上記なような理由から水属性の1枚初動が存在するテーマかつトレモラかティノーラを誘発を当てられてた場合のリカバリーとして使えるようなデッキと合わせるのが良いと思ったので、
今回は相手の手札をチラ見しながらハリラドンをする事に全力なアーキタイプである海皇を使って構築を行いました。

構築

海皇氷水
※ツインテールはエジル、海はクレイドル、追い剥ぎゴブリンは侵食です

頑張っています。
見ての通りディーヴァから動く気マンマンなのにサーチが無いので気になる人は何か適当に抜いて金券でもいれてください。
基本的には海皇水精鱗っぽい動きを氷水でサポートしつつハリラドンから2ハンデスしつつラドン装備サベージ、虹光の盤面を作る動きがベースで、上振れたら氷水が頑張ります。一般的な海皇と概ね同じ感じですね。

ご存知の無い方に説明すると海皇とは手札を見ながらVFDを立ててイキった後に「それ電脳と何が違うんすか?」みたいな事を言われて必死で弁解する(VFDとサベージを並べられる等の明確な優位点はありますが、並ばない時もあるので仕方ない)もしくは、
誇張し過ぎた海皇のモノマネって叫びながら5ハンデスするかの二択みたいなデッキです。
どちらにせよ最終盤面でVFDが絡む(もしくは択として常にある)ので、彼の禁止でだいぶ根底から諸々を覆されたテーマであります。それでもハリ作るまでにミンストレルを絡められるのは間違いなく特色です。

このデッキは一般的な海皇と概ね同じ感じなのでハリラドンのルートだけではなくデッキ構築上での欠点も共通しており、オライオンと彩宝という素引きが厳しいカードを採用せざるを得ないという説が有力です。
シウゴはガチのゴミなんで引くと憤死します。

以下の感じで上振れた場合に必殺の氷水が絡む盤面を作って殺します。
やはりハリに行くまでにミンストレルを経由出来るのが非常に良いですね。
誘発をチェックしつつ相手の何を止めればいいのかをチラ見する事が出来るので安心感が凄い。

要求:ディーヴァ+エジル

ディーヴァnsネプトss
ネプトで龍騎落として龍騎とミンストレル手札
ミンストレルで龍騎切って相手ハンド除外
龍騎効果で彩宝手札、効果で自己ss
彩宝とネプトでハリ、ジェットss
ジェットハリでラドン、トークン3ss
アクティ切ってジェットss、ジェットとトークン2でプリマドーナ
ディーヴァとトークンでボウテンコウ
ボウテンコウとラドンリリースでオライオンss
ボウテンコウ効果でセフィラシウゴss
オライオンシウゴでショウフク、オライオンでトークン生成
ショウフク効果で自分割って墓地からがエジルss
エジル効果でクレイドル手札
プリマドーナ効果で除外戻して豪雨ss
トークンとプリマドーナでバイファムート


盤面:
バイファムート、豪雨、エジル、クレイドル

相手ターンにバイファムートの効果でトークンを生成するとクレイドルが誘発して相手のモンスターの攻撃力が3300ダウンします
(S召喚時にもトークンは生成できますがフリチェで使えるように温存しておいた方が良いと考えられます。)
これで豪雨の結界像(水属性以外の特殊召喚を封じる最強カード)を守る事が出来るのでこれは無敵と言っても過言ではない。
ターンが返ってきた場合はトークンとエジルでコーラルアネモネを作ったりしていい感じに殺したり妨害を構えたりしましょう。

海皇展開(サブルート)解説

ミンストレルで手札を見た上でルートに入れるので相手が水属性中心デッキだったとか一滴をケアできないなどの理由があれば2ハンデス+サベージ虹光クレイドルバロネス虹光のルートに入る事も可能です。
ディーヴァのnsさえ通っていれば以下の基本ルートからバルキーのように分岐進化することになります。一応解説です。

基本的な海皇のルート

ディーヴァnsネプトss
ネプトで龍騎落として龍騎とミンストレル手札
ミンストレルで龍騎切って相手ハンド除外
(以下分岐)

ここでミンストレルの処理後に龍騎の効果で何を加えているかで分岐します。
「彩宝竜」を加えて特殊召喚→クレイドルバロネス虹光
「ムーラングレイス」を加える→2ハンデス+サベージ虹光
おじいちゃんなので何度も同じ話をしますが、一旦ミンストレルでハンドを見た後で強い行動を選択できるのが非常に良いです。マジで偉い。
まずはクレイドルバロネス虹光について解説。

クレイドルバロネス虹光

彩宝ss彩宝とディーヴァでハリジェットss
ハリジェットでラドン、トークン*3ss
ラドンとトークン切ってオライオンss
ネプトとオライオンで武力、効果でジェット蘇生
オライオン効果でトークン生成
ジェットとトークン*2でプリマドーナ
プリマドーナ効果で除外を戻してエジルss、クレイドル手札
ジェット蘇生、トークンとシンクロして虹光
エジルとプリマドーナでバロネス


盤面:
バロネス、虹光、武力、クレイドル

クレイドルで虹光を守りながらバロネスで1妨害って言います。上振れなくても氷水が絡む数少ない展開ですが単純に盤面として弱い。本当に一滴をケアできるだけです。
明らかにもっと盤面を伸ばせそうなんですけど豪雨のルートを潰したくなかったのでこうなりました。悲しいです。
前述のルートと違ってフリチェでクレイドルを誘発できないので効果をどこで当てるかは手札を見た上で決めてください。
バロネスの代わりにバイファムートを立てることも可能なので、虹光を一生おいておけば勝手に死にそうな奴(そんな事ある?)相手にはバイファムートが立つこともあるんじゃないんでしょうか。

サベージ虹光

龍騎効果でムーラングレイス手札
ディーヴァでハリ、ジェットss
墓地に「ディーヴァ、ネプト、ミンストレル、龍騎、龍騎」で5体いるので
ムーラングレイスをssして2枚ハンデス
ハリジェットでラドン、トークン*3ss
ラドンとトークン切ってオライオンss
オライオンとトークン*2でサベージ(オライオン装備)
オライオン効果でトークンss
ジェット蘇生してトークンとジェットで虹光


盤面:
サベージ(ATK4050)、虹光、ムーラングレイス

こっちはカウンターが3つ乗ったサベージと虹光です。
一応メイン1中は一滴をケアしていますがまあどうせ殴られるでしょう。
特に書く事は無いです。

手札を見ているおかげでこういった択を選択できる事は本当に強みだし、クレイドルで虹光を守って一滴をケアする動きも氷水が無ければ成り立たないのでまあいいんじゃないんでしょうか。
あとはまあ後攻だと還零とか出てきて盤面がかっこよくなったりします。

まとめ

というわけで氷水と双頭神龍で必死こいて豪雨を守るデッキでした。
氷水はマジで何やるのかよく分からないデッキすぎて「これで本当にいいのか?」という思いが常に晴れないのですが、
まあなんか氷水っぽいカードを使いつつそれっぽい盤面も作れた気がします。

という訳でモリキリデコイツでした。